ハイウェイ・インの歴史
70年の歴史あるレストラン「ハイウェイ・イン」は、現オーナー モニカさんの祖父トグチ・セイイチ氏(1914-1994)から始まりました。ハワイ生まれ沖縄育ちのトグチ氏は一時日本に戻り、1928年14歳の時にハワイに帰国、旧シティカフェで働く中、祖母のナンシー・トグチさん(1914-1975)と出会い結婚。
1941年に第二次世界大戦が勃発すると、セイイチ夫妻と3人の子どもたちは米国本土の日本人収容所に抑留され、収容されながらもセイイチ氏は食堂で働き料理の腕を磨いていきました。
戦後収容所からハワイに戻り、1947年9月 ファリントン・ハイウェイにレストラン「ハイウェイ・イン」をオープン。ほどなくして、その小さな店の前には行列ができるようになりました。そして1960年にはワイパフの街の中心にある旧ワイパフ・シュガー・ミルの近くに移転。1984年 2代目ボビー氏になってからレオク・ストリートに再度移転しました。
2000年にはカカアコに「ハイウェイ・イン・シーフード・マーケット」をオープン、2019年にはワイパフ店舗を現在のマロロ通りに移転しています。3代目となったモニカさんは祖父母(セイイチ氏)の伝統を受け継ぎ、歴史ある老舗ハワイアンフードレストランを "A Taste of Old Hawai'i" をコンセプトとして、地元の人をはじめ観光客に本当のハワイの味を提供しています。
Highway Inn カカアコ店
Highway Inn ワイパフ店
「ハイウェイ・イン」が紹介しているハワイ伝統料理
ラウラウ(Lau Lau) :豚肉と白身魚をタロイモの葉やティの葉で包んで数時間蒸したハワイの伝統料理です。
ポイ(Poi):タロイモをつぶしたもので、そのまま食すか、地元の人はロミサーモンやカルアピッグに添えて食べることが多いです。ポイは古来よりハワイアンの主食でした。
カルアピッグ(Kalua Pig):ハワイアンのパーティー「ルアウ」ではメイン料理となるものです。豚を丸ごと地中で蒸し焼きにした、燻製のような香ばしさが香る料理です。
ピピカウラ(Pipikaula):牛肉を塩漬けにし乾燥させて焼いた、ステーキのような風味のある、最も人気のメニューです。
ロミロミ サーモン(Lomi Lomi Salmon):トマト、玉ねぎやサーモンを小さく角切りをしたハワイのサイドメニューです。ロミサーモンはセビーチェと似ており、ポイと一緒に食べるのがおすすめです。
ハウピア(Haupia):ココナッツミルクを甘くして固めたデザートです。
ポケ(Poke):マグロの角切り、塩、ごま油、リム(海藻)、醤油を合わせた、漬けマグロや、刺身サラダのようなものです。メイン料理にも前菜にもなる料理です。
チキンロングライス(Chicken Long Rice):春雨、鶏肉、生姜、ニンニク、ネギからなるスープ状の料理です。ハワイのルアウでは定番のメニューです。
スクウイッド・ラウラウ(Squid Luau):タロイモの葉、ココナッツミルク、イカを蒸したもので、色味とは違いとても美味しいです。