1941年12月の真珠湾攻撃から77年をむかえました。
パールハーバーでは様々な式典が行われ、「黒焦げの水筒」慰霊祭も12月6日に厳かに執り行われました。
「黒焦げの水筒」は、2,000人以上の市民が犠牲となった静岡大空襲の翌日である1945年6月20日に他の戦闘機と衝突して墜落したB-29米軍パイロットの遺品で、握りしめていたパイロットの指跡がくっきりと残っており、力を振り絞って握った最期を物語っています。
このとき墜落した戦闘機には23人の米兵がおり、墜落死した米兵を手厚く葬った故伊藤福松氏の遺志を継いで静岡在住の菅野医師が、毎年パールハーバーでご供養を続けてきました。今年も日米両国の犠牲者の冥福を祈り、水筒に注がれたバーボンを海へ献酒しました。
平和と和解への思いを込め、菅野医師より黒焦げの水筒のレプリカを当館に贈呈頂きました。
PC: U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Cole C. Pielop