ある男達の挑戦から始まった
ロバートは、サトウキビを代替エネルギーにできないかと研究に没頭していた。
ある日「このサトウキビは、一体どこから来たものなのだろう?」と疑問に思い、ハワイ大学の教授のもとへ訪れた。
すると「これはハワイにもともとあった固有のサトウキビですよ」と教わった。それから、ハワイ大学との協力のもと研究を進めた結果、古代ハワイには90種類近くのサトウキビが存在したと判明。さらには、古代ハワイアン達が、暮らしの中でどのようにサトウキビを使用していたのか、さらには、スピリチュアルな儀式にも使用されていたことを知る。
そこでロバートは、このハワイのサトウキビの味を活かしたものを造りたいと思うようになり、ラム酒を造ろうと決意。そして、子供の学校でパパ友として知り合ったジェイソンにその夢を語り、2人でその夢を実現しようと2011年に創業したのがコーハナラムだ。
世界でもたった2%のアグリコール製法
コーハナラムの大きな特徴は、アグリコール製法で造られていることだ。
世界ラム総生産量の98%は、モラセスと呼ばれる糖蜜から造られている一方で、新鮮なサトウキビの絞り汁から造っているものをアグルコール製法と呼ぶ。
アグリコール製法が可能な理由は、サトウキビ畑と蒸留所が同じ敷地内にあるからである。
収穫は全て手作業
コーハナラムは、35エーカーのサトウキビ畑を所有しており、週3回収穫をする。実は、収穫用の機械がなく、なんと毎回手作業で行われている。1回で4トンのサトウキビを収穫し、その場ですぐに絞り機にかけ、ジュースにする。
サトウキビの絞り汁を蒸留所へ
畑で絞ったジュースは、すぐさま蒸留所に運ばれ、そこでイースト菌を入れて発酵させた後、蒸留器へ。
コーハナラムは、全製品、”サトウキビの絞り汁”、”イースト菌”、”水”だけで造っている。違いは、サトウキビの種類だけ。あとは、ダークラムを造るにあたり、熟成する樽を毎回替えているだけなのである。
100%ハワイ固有のサトウキビでアグリコール製法のラム酒は世界でここだけ!
コーハナラムは、KEA、KOHO、 KOA、KOKOLEKAという4ラインアップを常時揃えている。
KEA(ケア):ハワイ語で“白”という意味。まさにホワイトラムのことだ。アルコール度数は40%。
KOHO(コホ):ハワイ語で“セレクト”という意味。ニューアメリカンオークの樽でまず熟成させた後、2つ目の樽を毎回セレクトして造っているゴールドラム。アルコール度数は45%。
KOA(コア):ハワイ語で“戦士”という意味。こちらは数量限定商品で、やはりニューアメリカンオークの樽で最初は熟成させ、その後毎回違う樽を選んでフィニッシュさせている。こちらはアルコール度数の調整を一切しないカスクストレングスなので、アルコール度数も毎回違うのが大きな特徴。
KOKOLEKA(ココレカ):ハワイ語で"チョコレート"という意味。蒸留酒にハワイ島産カカオをいれ、そこにハワイ産マカデミアナッツのハニーを加えて造るリキュール酒。アルコール度数は30%。
100%ハワイ固有のサトウキビでアグリコール製法のラム酒を造っているのは世界中でここだけ!
2019年から見学&試飲日本語ツアーも開始!
コーハナラムは、今までは自分で車を運転して英語ツアーに参加するしかなかったのが、2019年からロバーツハワイで行く日本語ツアーも開始! ワイキキから蒸留所までの送迎があるので安心してテースティングもできる。
ツアーでは、興味深い建物の歴史から始まり、34種類のハワイ固有のサトウキビがある庭へ、そこでは古代ハワイアンがどんなサトウキビを使ってどんな儀式をしていたかが聞ける。そして、蒸留所や熟成庫を見学してテースティングとなる。さらに、窯焼きのピザとサラダのランチとお土産に試飲グラス付き。
注目して欲しいのが、毎回違う種類のサトウキビと樽を使うので、行くたびに違う味のラム酒に出逢える。だから、コーハナラムは、毎回が一期一会なのだ。
Hawaii Rooted: The Nobility of Cane
ロバーツハワイ「メイドインハワイツアー・コーハナラム見学&試飲ツアー」
世界初!コア樽で熟成したラム酒が誕生!
2019年12月に遂に誕生したのがこちら!
コアの木で作った樽で熟成したラム酒「KOA KOA」
ハワイの固有種で大変貴重な木として知られるコアで特製の樽を作り、それに熟成させたラム酒だ。
今回ファーストバッチで437本限定となっており、各ボトルに番号がついている。世界初となるコア樽で熟成させた「KOA KOA」是非お見逃しなく!