自然石の庭園
ラナイ・シティから約45分の北西部に位置するケアヒアカヴェロは、ごつごつしたポリフア・ロードの終点にある自然石の庭園です。ハワイには、ラナイ島とモロカイ島の2人のカフナ(神官)の争いの結果、この荒涼とした景観が生まれたという伝説が残されています。その争いは、2人の神官がそれぞれの島でどちらが長く火を燃やし続けることができるか競い、勝者の島には大きな褒美が与えられるというものでした。ラナイ島のカフナ、カヴェロがケアヒアカヴェロのあらゆる植物を利用して火を燃やし続けたために、この地域が不毛の地になったと言われています。
数世紀にも渡り侵食し形成された石の塔や地層が、夕暮れ時には最高に神秘的な姿を見せてくれます。沈みつつある太陽が暖かいオレンジ色の輝きを岩の上に投げかけ、鮮やかな赤や紫に岩を映し出します。天気のいい日にはモロカイ島やオアフ島を見ることもできます。ポリフア・ロードは舗装されていないので、4WDでのみアクセスできます。石を動かしたり重ねたりすることは、カプ(禁止)されています。