今日はオールアバウトハワイ島ナウということで、いま世界中でニュースになっているマウナケアで起きていることを、できるだけフラットにお話ししてみようと思います。
TMT(Thirty Meter Telescope)建設のため、ハワイ島のマウナケアが封鎖されました。そして先住民ハワイアンの建設抗議活動で、誰もどうなるかわからないのが現状です。
どれくらいの期間封鎖されるのか、一切の情報がないなかで、いろんな噂が飛び交っています。
ここで、概要を簡単に説明すると……。
まずはマウナケアについて
最後に噴火したのは約4,500年前という休火山であるマウナケア(マウナ:山、ケア:白い)は、標高4205m。麓からでなく、海洋底にある裾野から測ると山頂まで1万203mとなり、世界一のエベレスト(8848m)を抜いて世界一の高さを誇ります。世界でいちばん宇宙に近いといわれる所以ですね。
降雨量が少なく山頂の空気が澄んでおり、高山砂漠気候で乾燥しているので「最も観測に適した日」と呼ばれる観測条件が整う日が世界一多い場所といわれています。ということでこのTMTの建設が2009年に決定され、2021年からの稼働を目指して建設が始まろうとしていました。
ところが……。